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メンバーしょうかい①

よくよく考えたら、「こフイナム」に書いてくれてるメンバーが何者なのか、どういう人なのか、というのを、皆さんにちゃんと紹介していなかった。

読んでくれてる人も、「知らない人が、さらに知らない「カレーの島田」なる人物を紹介している…!」と混乱していたかもしれない。

ここまでやってきて、ものすごい今さらかもしれないが、僕目線で見た『こフイナム』に書いてくれているメンバーをちょっとずつ紹介していきます。

 

 

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永井ミキジ

永井ミキジくんはデザイナーだ。コレクターとしても有名で、「顔ジャケラーメン」「C級スニーカー」、「コスモスの台紙」など、変わったコレクションで色々メディアにも出ている。

「みんながすでに集めてるものを集めて、何が面白い? もしもライバルが彼女にバラを100本贈ったら、君は1000本のバラを贈るのかい?」。そんなスティーブ・ジョブスみたいなことをミキジくんは言わないけども、つまり切り口だ。「そこを切り取るんだ!?」という角度を見つけてコレクションする。企業もののノベルティや、食器や家具、古着や美味しいお店なども相当な知識を持っているのに、アウトプットが「何故こうなる!?」というのが面白いし、オシャレだなあと思う。

デザイナーとしての仕事も、今年から『coquille』という動物雑貨ブランドを始めているが、その一方で

 

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こんなポストカードも作ってたりする。そこがミキジくんの美学なのかもしれない。…ただの仕事かもしれないが。

そして何より、カレーの島田さん含む、すこし不思議な人たちがミキジくんのまわりにはたくさん集まる。ミキジくんに会うと、その人たちの「どうしてそんなことが起こるの!?」というエピソードをたくさん聞かせてくれる。そういう人たちを紹介する重要な「語り部」でもあるのだ。

デザイナーとしてもコレクターとしても、活動の形態が少し特殊で、大御所のグループに属することもガッツリ絡むこともなく、自分でひとつの「島」を作ろうとしてるところにも、ちょっとシンパシーを感じてる。でも僕よりもぜんぜん社交性の高い人だ。ただ、昔はすごく厳しい、怖い性分だったらしい。その後「空白の2年間」があってから、すごく穏やかで優しい性格に変わったようだ。会っていてもまるでその頃の片鱗は感じないので、よっぽど「空白」だったのかもしれない。つくづく、「学生時代に出会ってなくて良かった」と思う男である(きっと自信をなくしてしまっただろうから)。

 

 

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サトミカ

サトミカは、えーと……、よくわからない。映画関係のお仕事をしてる、と風の噂で聞いたこともあるが、本人は自分のことをあまり語りたがらないので、真偽のほどは知らない。海外にも住んでいたことがあって……、映画も、出る側だったかもしれない。確か母親がアイルランド人で、父親がアルコール依存症で、『ダークナイト・ライジング』にも出てたとかなんとか……、あ、それはゲイリー・オールドマンだったわ。

サトミカの書く、改行なしであっちこっちからの比喩や引用をマシンガンのように打ち続けて進行していく、舞城王太郎以来の文章スタイル(言い過ぎ)は、本人に会えば納得できるだろう。実際の彼女もこんな感じなのだ。

話題の美味しいお店とか、通の知る名店とか、サトミカはだいたい行っているし、知っている。毎日のように美味しい食事と酒を楽しんで、インスタグラムやツイッターにアップしている。でも、そんなお金持ちであるようにも見えない。「お金ないから青山から世田谷まで歩いてる。おととい買ったパン、カバンに入ってたの気づいたんで、それ食べながら」などと言う。

なのに、僕なんかが会うと緊張してしまうような、すげーコワイ出版業界の大物の女性を、なぜか「◯◯ちゃん」などと呼んで仲良くし、カラオケに行ったりもしている。そんな『釣りバカ日誌』みたいな関係性をリアルで見たのは初めてだ。

ともあれ、謎の女・サトミカ。タッセルボーイという手作りの房を作っているが、売れているらしい。それが仕事なのか趣味なのかもわからない。今出てる『アンドプレミアム』にもシレッと1ページで出ている。かといって、業界ズレしたような女性ではぜんぜんない。もしそうなら、僕が真っ先に距離を取ってしまうからだ。……何なんだろうな? 書いても書いても、その正体が遠のくばかりだ。

 

②に続きま〜す。

 

 

お知らせ

フィルメランジェという原宿の洋服屋さんの4周年記念で、3月7日(土曜日)にポストイット似顔絵を描きます〜。お店でフィルメランジェの商品を一点お買い上げいただくと、無料で僕が似顔絵を描きます! ちょっと高い服でビビったけど、靴下1ことかでも大丈夫みたいなので、よろしければ!!!(あと、飲み物とか食べ物もふるまわれるらしいよ!)

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こフイナムはメンバーの更新シーズンは終了しております! シメのため、基本的に僕だけチョロチョロと書いていきます。サッカーのアディショナル・タイムみたいな感じでっす! http://www.shibuyachokkaku.com

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トシノセ

自分の偏見やイメージで、何かを嫌いだと思ったり、批判したりするのはよくあることだ。

たとえばタレントさんを見て、「なんでこの人、こんなにテレビ出てるんだろう」と思い、「何が良いのかわからない」などと言ったりするのは、誰でも心当たりがあるだろう。

レゲエやヒップホップなんかも、わかりやすいイメージのみで、「ラスタ」「チェケラでしょ」的な、少し小馬鹿にした言い方をする人もいる。アイドルだって、少し前まではウカツに「好きだ」と言おうものなら物凄い目で見られたものだ。

もちろん、それが好きな人にとっては悔しいだろうが、受け手というのは勝手なもので、あんなにバカにしてたのに突然評価が変わり、平然と「大好きだ」とか言ったりもするのだ。むしろ、評価にいちいち「いや、違うんだ、もっと深いんだ」などと絡んでいっても、かえって反発され「意地でも好きにならねえ」的なことにもなったりもするので、難しい。結局、それが好きな人は楽しそうにやって「気が向いたら寄っといで」的な振る舞いをしてるのがいちばんカドが立たないのではないか、とも思う。「いつか好きになってよ」という受け皿にしておけばいい。

 

僕の場合は、ワンタンである。

 

 

 

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正直、先日までワンタンをそれほど重要なものだと思っていなかった。ずっと、「ギョウザの物足りないバージョン」という認識だったのである。そのくせ「なんでこんな(中華界で)“重要でしょ、アタシ”みたいな大御所感を出してるんだろ? コイツは」などと不思議に思っていた。

なにせ、ギョウザのほうがボリューミーだし、もう堂々とした「メインです!」っぷり。「コイツさえ頼めば充分だ」と思わせるコンテンツ力がある。ニラがたっぷり入ったヤツなど最高だ。サッカー選手がよくいう「個の力」がハンパない。

一方ワンタンは、中身が同じなのに小さくって、皮まで薄い、という押しの弱さ。おまけに「個」どころか、麺の力に頼らなければ、「ワンタンメン」にならなければ、番組のMCをつとめられないようなレベルのヤツだ。そんなふうに見下していたわけだ。

 あと、「箸でつまむの、すげームズい」というのもイラつかせる。ツルツルツルッツル滑るのだ。あんだけ押しが弱いくせに、いざとなると「つかまえてごらんなさい」「オホホ」的な、もてあそばれ感。なんだよテメー! と思うのも当然じゃないか?

 

だが先日、ワンタンをなんとなくボンヤリと見ていたら、

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(ググって出てきた画像です) 

     ↓

ワンタン

なぜか、こう見えた。

ワンタンたちが、プールサイドで遊んでいる。まるでとしまえんにいるような錯覚を覚えた。疲れていたのかもしれない。続けて、

「そうか、ワンタンって、金魚なんだ」

そう思った。なんでそう思ったのかはわからないが、金魚のように戯れていたのだろう。ワンタンが。プールで。だいぶ疲れている。だが、金魚といえばBONNIE PINKである。ここで、BONNIE PINKの「金魚」の歌詞を見てみたいと思う。

 

金魚

                作詞・作曲 BONNIE PINK

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ボニーの哀しみがヒシヒシと伝わる名曲だが、これをワンタンが歌っている、と想像してみてほしい。シックリこないだろうか?まるでワンタンの歌のようではないか! 「よくわからない」と思うかもしれないが、僕もよくわからずに手だけで書いているので、勝負は五分五分である。

ハッキリと言えるのは、僕がワンタンが大好きになった、ということだ。猛烈な手のひら返し。それも受け手の特権である。美味しいワンタンが食べたい。中目黒にもワンタン専門店が今年オープンしていた。あそこは美味しいのかしら。

 

 

 

※いちばん上のイラストは、Mr.Childrenのドラマーの人である。「なんか、こんな感じだったよな」と思って描いた。本文とは関係ない。よいお年を。

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インタビューのコツ②

インタビューする側にもいろいろなタイプがいる。僕が昔、少しだけ見学させてもらったアイドルライターの方は、アイドルにすごく優しい口調で話す。「みんなね、●●にゃん(愛称)の次の曲をとっても楽しみにしてるんだけどね」「××のライブのときはどうだったのかな。僕たちには●●にゃんがとってもシアワセそうに見えたんだ〜」などとソフトな語り口で、ファン代表のような姿勢で質問していく。ファンの方に向けた記事なのだから、ファンが喜ぶ意見を聞き出したいわけで、極めて合理的である。「なんかゲスいこと言わないかな」「引くぐらいのド下ネタを言わないかな」といったことばかりをピュアに求めていた自分には、目から鱗だった。

知り合いの音楽ライターさんは、ノートにビッシリ質問を書いてきて、それを淡々と読み上げていくスタイル。「会話」というより「Q&A」を繰り返していく。地の文と本人の発言を織り交ぜたタイプのテキストを書くには効率的だろう。あまりにも淡白に進行していくので驚いたが、これも「貴方の音楽について、これだけの質問がある」という真摯な姿勢であり、相手にも「聞き込んでくれたんだな」という印象を残す。いつも早々に質問がなくなり、時間が余ってしまう自分にはこれも衝撃だった。

一方で、僕より先輩の女性ライターさんはもっと「会話」を突き詰めるやり方。どこで入手したのか、「●●で××した話がありますよね」と具体的なエピソードを振り、「それで何て言ったのぉ!?」とタメ口も混ぜつつ、相手の言葉に「タッ、ハー!!!」と爆笑する。横で聞いていてすごく仲良さそうに見えるのだ。最初の頃は(え、話の内容を最初から知ってて振るの? 知ってるのに振って、知らないように振る舞うの?)と不思議に思っていたが、これもマナーなのだとやがてわかった。テレビやトークイベントなどで、楽屋で話した内容を本番でも同じように言うのと一緒。技の掛け合いをお互い楽しんでいるのだ。

最近はノートパソコンを目の前に置いたり、もしくはiPadを片手に質問するライターさんもいる。「わざわざ紙にメモ」というのも時代遅れになってしまったから、今後こういうスタイルも増えていくだろう。なにせクールに見えるし、「仕事できる男」感もビンビンにある。しかも向こう側からモニターが見えないので、インタビューの途中、飽きたらブログ見たりツイッター見たりできる。良い事尽くめだ。

このようにインタビューの仕方も様々である。僕の場合は、特別なスタイルがあるわけではない。「これこれの記事なので、●●についてどう考えてるか、あと××についてのお話も教えてください」と、いちばん最初にわかりやすいほど内容を限定してしまう。なぜなら、人間はお互いの頭の中が理解できるわけではない、不完全な生き物。インタビュー相手に完璧さを求めてはいけない。相手がいつも、僕に「何を言っているのかわからない」「もっとわかる日本語を喋ってほしい」「こんなに会話のできないインタビュアーは初めてだ」などと困ってしまうのだから、人類ってつくづく未熟なものだと思う。なので、最初に「この話について教えて」と言っておけば、向こうも安心だ。あとは椅子の下で足をブラブラさせたり、マーブルチョコのフタを空けるときの「ポン!」という音を何度も楽しんでいれば、インタビューはいつの間にか終わっている。そして、決して相手の顔を見ないようにダッシュで部屋から出て行けばOKだ。

※画像は、乃木坂46の橋本奈々未さんが描いてくれた僕の似顔絵である。例によって『Hanako FOR MEN』の連載で描いていただいたものだ。完全に「オアシスのメンバー」みたいになっているが、橋本さんには僕がこう見えたのだろう。何かを察したのか、ほぼまったくこちらを見ずに描いてくれたが、それは大きな問題ではない。

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インタビューのコツ

インタビュー取材をしているときに、僕はよくボケーッと黙ってしまう。こちらが喋ることを完全に放棄しているのだから、きっと相手が喋りだすに違いないという、プロのテクニックである。このテクニックが生まれるには時間がかかった。最初は理由もなくただボケーッと黙っていただけで終わらせていたのだが、「あ、これをテクニックだということにすればいい」と啓示が降りてきたのである。「テクニックはあとからついてくるものだ」という話をよく耳にするので、「これもたぶん、同じだろう」と考えたのだ。もちろん、プロなので、ただボケーッとしているわけではない。ぜんぜん関係ないことを考えてボケーッとしている。強靭な意志をもって、「このあと何を食べようか」「夜中にチャンピオンズリーグあるの楽しみだな」「あっ、俺、こんなところにホクロがあるんだあ」などと真剣に思考しつつ、相手の出方を待つ。すると相手が僕に対して何かを悟るのだろう、驚くほどスムーズに喋ってくれるのだ。おかげで取材も予定時間を大幅に短縮できる。ウィンウィンである。僕のような人間がビジネスマンになったら、さぞかし業績も一直線に下っていくことが期待できる。きっと迷いのない、美しい折れ線グラフが出来るだろう。その後、なぜか同じ人の取材を頼まれることは二度とないし、「あの人にまた会いたいなあ」と編集さんに言っても、なぜか気まずそうな表情を浮かべているだけなのだが、それはおそらく偶然だ。なにせ日本には1億人もの人間がいるのだ。確率的に一期一会なのも当然である。編集さんも元々が気まずそうな顔つきをしているだけに違いない。だが、キャリアがそこそこ長いくせに「芸能人の友達」なんてものがいっこうに出来ないのは、ひょっとしたら二回と取材できないのが原因かもしれない。もう一度会えば、僕にもウジャウジャ友達ができたろうに。残念だ。

とはいえ、ライターさんには「取材して、いっぺんで仲良くなったよ」という方もいる。「取材おわりに、飲みに行ったよ」などと言う。僕にはとても考えられないことだ。いったい、仕事というものを何だと考えているのか。そもそも芸能人というものは、ほとんどの場合取材終わりにはこちらを見て呆れた顔をしているか、もしくは「こんなんで記事になるのかな…」という疑惑の目を向けてくるのが普通である。とてもそれまでのことをすっかり忘れて「飲みにでも、行きますかぁ!」なんて言えるような雰囲気にはならない。僕の経験上、ほとんどの芸能人がそのタイプである、との統計が出ている。そんな相手と仲良くなるなんて、にわかには信じられない。一体、どんな裏技を使っているのか。

よく観察してみると、そういうライターさんは「面白い」が口癖だということに気づいた。相手の言うことに「それ面白い!」「面白いなあ…」と、まるで相槌のような頻度で合間に挟み込んでいくのである。なるほど、確かに、それだけ面白い面白いと何度も言われたら、話しているほうも気分が良い。「もっと喋りたい」と思うに違いない。そして、本当に面白そうな顔をしているのだろう。インタビューとは会話をするだけでなく、そんな相手の心のマッサージもしながら、本音をじわじわと引き出していく。そうして距離を縮めていくのだ。毎回、相手の話なんておかまいなし、もっと自分の未来とかを相談したい、もしくは「誰と誰が仲が悪い」といった芸能ゴシップ以外は興味がないという純粋な姿勢でインタビューにのぞんでいた自分には、まったく出てこない発想であった。18年近くライターをやっているが、いくつになっても日々勉強である。

僕も早速取り入れて、まずはプライベートで使ってみようと思った。飲み会で、相手のほぼすべての発言に「それは面白い!」「カーッ!やっぱ面白いっスね!」と相槌を打つ。できるだけ細かく挟み込んでみた。こういうものは質より量である。ドラムだって「オカズ」が多いほうが派手だし、グルーヴィーな効果が望めるだろう。会話も一種の音楽である。なるべく軽やかに、なるべくオーバーに、むしろ相手が喋る前から「面白いなあそれ!」と入れていく。しかし、相手は喜ぶどころか、黙ってこちらを睨みつけてくるだけだったのである。話が違うじゃないか。やはり、不慣れなことはやるべきではなかったのかもしれない。相手の話していた内容が深刻な離婚話で、そのストレスで病気になってしまったという悩み相談だったのだが、それはたぶん事の本質とは関係ないと思う。つくづく、会話というのは難しいものである。

 

※画像は、女優の広瀬すずさんが描いてくれた僕の似顔絵である。『Hanako FOR MEN』という雑誌で連載している、アイドルや女優さんのインタビュー連載で描いてもらったものだが、もはや話を訊くことすらアレで、似顔絵を(ムリヤリ)描いてもらっている。そうすると、こちらも喋らずに女優さんを見つめているだけでいい、ということに気づいたのだ。そして出来上がった、まるで青木雄二先生作品の登場人物のようなタッチの自分。最高だ。映画『海街Diary』を楽しみにしている。

 

 

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THE更新つぶし

上の画像は、昭和36年の祐天寺駅である。

木造2階建て。モダンでかわいい駅だ。昔はこんなだったらしい。

 こういう、「今のアレは、昔、こうでした」的な写真に、ものすごく興奮してしまう。

 

 

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画像は『東急の駅 今昔・昭和の面影』(JTBパブリッシング)という本から使った。これを見ると、

 

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わ、代官山、ちっちゃい!

 

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中目黒すげえ地味!

 

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新丸子、すげースタイリッシュ!

 

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学芸大学、超ビンボくせぇ〜!!

などと、ものすごいテンションがあがる。

 

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記念キップもキャーキャー言いながら見る。(※画像すべて、クリックで大きくなります)

生きてもいない時代のものにノスタルジーを感じるのか。結局、古いもの大好き人間なのか。ちょっとセンチメンタルなノリなのは、祐天寺駅前の、行きつけのケーキ屋さん『フローラ』が先月、閉店してしまったからだ。

 

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↑最終日のようす

フローラは創業80年という物凄い老舗で、画像の祐天寺駅よりも古い。店頭販売のケーキは、いちごのショートケーキやチーズケーキなど、オーソドックスな種類のものばかり。ふつうのケーキ屋さん。ただ、注文して作ってくれるオリジナルケーキがちょっと尋常じゃないことになっていた。

 店内に喫茶スペースがあるので、編集さんとの打ち合わせのときに物凄く活用していた。メニューが『くまのプーさん』の英語の絵本の各ページの上から、紙に書いたメニューをセロテープでベタベタに貼ったものを渡される。「英語の絵本」というところに、なにかプライドを感じる。

飲み物と、サンドウィッチやナポリタン・スパゲティなどの軽食。たぶん地元の、ぜんぜん派手じゃない、まじめそうな女子高生がいつもバイトしているのもよかった。客は地元のおじさん、おばさまばかり。ひたすら、「どうってことのない」感じ。その「どうってことなさ」が良かった。だが、どうってことないから難しくなってしまったのかもしれない。

難点は、BGMが一時期、スタイル・カウンシルの『カフェ・ブリュ』というアルバムだけを延々エンドレスでかけていて、あの名盤が少し嫌いになったことぐらい。好きな店だった。

 あまり店がなくなって寂しい気分になることが少ないタイプだが、『フローラ』のときは少し寂しくなった。何より打ち合わせする場所がまたひとつ減った。

街は移ろい、店はやがて消えていく。

秋の恋のように。

 

……何を言っているのだ。

 

祐天寺にはもつ焼きの「忠弥」、中華の「来々軒」、串揚げの「和泉」、鰻の「寿平」、和菓子の「越路」など、古い店が多い。これらもいずれ消えていくのだろうか。画像の『フローラ』の上、とんかつの「香村」に貼ってある、おぼんこぼんのサイン色紙がめちゃくちゃカワイイので、見てみてほしい。(←情報)

なんにせよ、電車の本、ものすごいヒマつぶしになるのでオススメします。このシリーズ、たくさん出ているので、みなさんの近隣の路線のやつもあるかもしれません。

 

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OMAKE no いっぽ

学生時代にフリーペーパーを作っていたこともあり、ミニコミやフリペは今でも好きで、店先などに置いてあると必ず見るし、面白そうなのは持ち帰っている。

特に好きなのは、「あんまプロっぽくないやつ」だ。基本的にぜんぶ手書きとか、写真も文章も切り貼りとか、完全に「NOイラレ! NOフォトショ! NOインデザ! なぜなら高いから!」とばかりのDIYな作りだと最高だ。「欠点を情熱で補うぞ!」的なイキオイが誌面の端々ににじみ出るからである。見た目の完成度やスタイリッシュさより、もう「形にしたくてしょうがない」という気持ちが読みたい。

『OMAKE no いっぽ』は、かなりその条件を満たしているフリーペーパーだ。目黒区内の図書館ならどこにでも置いてある、YA(ヤングアダルト)向け広報誌。おそらく中学生、高校生、大学生が編集部員となって作っていて、現在83号。……スゲー作ってるな。何にしても、その「学生が作ってる感」が最高なのだ。

 

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表紙からして、イイ。目次の「サブカル」が頼もしい。(※画像をクリックすると大きくなります!)

 

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裏表紙のデザイン、イラストも最高だ(なんだかよくわからなくて)。

 

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編集委員をみんなで紹介するページなどは、ものすごい楽しそうである。『げんしけん』のような世界を想像してしまい、「青春!」って感じで羨ましくなる。(いろいろあるんだろうな…)などと勝手に想像して、甘酸っぱい気持ちにすら。

だが、毎号、最後のほうにある「編集後記」のページはやけに暗い。「人生のツケが倍返し!!されている。」「何とか、生きてマス…。」「人は、なぜ生きるのかしら…」などとみんなが書いている81号の編集後記は、他人事ながら少し心配になった。

毎号メインの特集があって、テーマも「受験、就活を応援」的なものから、「○○はじめました」「黒歴史」「おすすめの旅行先」「すてきキャラ大集合」「魚」など、かなり自由。編集部員が思い思いのことを書き綴っている。

しかし、バックナンバーを読んでいると、やけに恐竜についての記事が多い。一人だけ、テーマにムリヤリ合わせて、必ず恐竜についてのコラムをブッ込んでくる執筆者がいるのだ。

「おすすめの旅行先」特集では福井の恐竜博物館を推薦、「残念なこと」特集では、イマイチだった恐竜展についての義憤、「受験、就活、応援!」特集では、恐竜が出てくるゲームの話(なぜ…?)。「私の本気」特集では、千葉と横浜で行なわれる恐竜博に向けて自分の体調管理の話……。

 

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※他の人のコラムにも、関係なく恐竜イラストをブッコミ

とにかく、ちょっと尋常じゃないほど恐竜が好きなんだな、恐竜の絵を描くのも、ものすごい好きなんだな、というのはビンビン伝わってくる。

そしてとうとう、『OMAKE no いっぽ』第76号で、「恐竜4コマ」の連載マンガまで始めるのだ!!

 

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もはや文章だけじゃ伝えきれない! マンガにもしなきゃ! ということなのか。毎号、巻末に恐竜4コマ。しかも割とほのぼの系。これが『スピリッツ』なら、相原コージ先生、吉田戦車先生のポジションである。そして、特集でも変わらず恐竜コラムをブッコミ続ける。こうなってくると、この執筆者一人のパワーによって、半ば恐竜雑誌に思えてくるほど恐竜色が濃くなってくる。

 

それなのに、81号で、恐竜4コマは突然、連載終了してしまうのである。

(やはり、あまりにも恐竜すぎたのかな…)(みんなから、いいかげん恐竜ネタは…、とクレームが入ったのかな…)などと考えたのだが、下に終了の理由が書かれていた。

 

「最近、イラストレーターとしてデビューしまして、この恐竜4コマは、とあるWebサイトで連載することになりました。」

 

えええ〜〜〜っ!!!?

これには、『OMAKE no いっぽ』愛読者の僕も、ちょっと感動してしまった。「うおおお…!?」と声が出た。「デビューした」ということは、「原稿料をもらっている」ということだろう。「プロ」になった、ということだ。目黒区の図書館でしか手に入らないフリペで、実直なまでに恐竜愛をひたすら書き綴り、そのまま恐竜ネタでプロになってしまったのだ。しかも連載をそのまま他へ移籍!? 『ブラックジャックによろしく』以来の大事件である(言い過ぎ)。

何だコイツ、めっちゃカッコイイじゃん! と思った。「あまりプロっぽくない」フリペを読んでいたら、そこからプロが誕生した、というカタルシス。やっぱ情熱…、という話になるんですかね?

※思わず検索したら、こんなサイトだった。

化石や恐竜グッズを扱うお店のサイト。もう、骨の髄まで!

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