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OMAKE no いっぽ

学生時代にフリーペーパーを作っていたこともあり、ミニコミやフリペは今でも好きで、店先などに置いてあると必ず見るし、面白そうなのは持ち帰っている。

特に好きなのは、「あんまプロっぽくないやつ」だ。基本的にぜんぶ手書きとか、写真も文章も切り貼りとか、完全に「NOイラレ! NOフォトショ! NOインデザ! なぜなら高いから!」とばかりのDIYな作りだと最高だ。「欠点を情熱で補うぞ!」的なイキオイが誌面の端々ににじみ出るからである。見た目の完成度やスタイリッシュさより、もう「形にしたくてしょうがない」という気持ちが読みたい。

『OMAKE no いっぽ』は、かなりその条件を満たしているフリーペーパーだ。目黒区内の図書館ならどこにでも置いてある、YA(ヤングアダルト)向け広報誌。おそらく中学生、高校生、大学生が編集部員となって作っていて、現在83号。……スゲー作ってるな。何にしても、その「学生が作ってる感」が最高なのだ。

 

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表紙からして、イイ。目次の「サブカル」が頼もしい。(※画像をクリックすると大きくなります!)

 

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裏表紙のデザイン、イラストも最高だ(なんだかよくわからなくて)。

 

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編集委員をみんなで紹介するページなどは、ものすごい楽しそうである。『げんしけん』のような世界を想像してしまい、「青春!」って感じで羨ましくなる。(いろいろあるんだろうな…)などと勝手に想像して、甘酸っぱい気持ちにすら。

だが、毎号、最後のほうにある「編集後記」のページはやけに暗い。「人生のツケが倍返し!!されている。」「何とか、生きてマス…。」「人は、なぜ生きるのかしら…」などとみんなが書いている81号の編集後記は、他人事ながら少し心配になった。

毎号メインの特集があって、テーマも「受験、就活を応援」的なものから、「○○はじめました」「黒歴史」「おすすめの旅行先」「すてきキャラ大集合」「魚」など、かなり自由。編集部員が思い思いのことを書き綴っている。

しかし、バックナンバーを読んでいると、やけに恐竜についての記事が多い。一人だけ、テーマにムリヤリ合わせて、必ず恐竜についてのコラムをブッ込んでくる執筆者がいるのだ。

「おすすめの旅行先」特集では福井の恐竜博物館を推薦、「残念なこと」特集では、イマイチだった恐竜展についての義憤、「受験、就活、応援!」特集では、恐竜が出てくるゲームの話(なぜ…?)。「私の本気」特集では、千葉と横浜で行なわれる恐竜博に向けて自分の体調管理の話……。

 

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※他の人のコラムにも、関係なく恐竜イラストをブッコミ

とにかく、ちょっと尋常じゃないほど恐竜が好きなんだな、恐竜の絵を描くのも、ものすごい好きなんだな、というのはビンビン伝わってくる。

そしてとうとう、『OMAKE no いっぽ』第76号で、「恐竜4コマ」の連載マンガまで始めるのだ!!

 

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もはや文章だけじゃ伝えきれない! マンガにもしなきゃ! ということなのか。毎号、巻末に恐竜4コマ。しかも割とほのぼの系。これが『スピリッツ』なら、相原コージ先生、吉田戦車先生のポジションである。そして、特集でも変わらず恐竜コラムをブッコミ続ける。こうなってくると、この執筆者一人のパワーによって、半ば恐竜雑誌に思えてくるほど恐竜色が濃くなってくる。

 

それなのに、81号で、恐竜4コマは突然、連載終了してしまうのである。

(やはり、あまりにも恐竜すぎたのかな…)(みんなから、いいかげん恐竜ネタは…、とクレームが入ったのかな…)などと考えたのだが、下に終了の理由が書かれていた。

 

「最近、イラストレーターとしてデビューしまして、この恐竜4コマは、とあるWebサイトで連載することになりました。」

 

えええ〜〜〜っ!!!?

これには、『OMAKE no いっぽ』愛読者の僕も、ちょっと感動してしまった。「うおおお…!?」と声が出た。「デビューした」ということは、「原稿料をもらっている」ということだろう。「プロ」になった、ということだ。目黒区の図書館でしか手に入らないフリペで、実直なまでに恐竜愛をひたすら書き綴り、そのまま恐竜ネタでプロになってしまったのだ。しかも連載をそのまま他へ移籍!? 『ブラックジャックによろしく』以来の大事件である(言い過ぎ)。

何だコイツ、めっちゃカッコイイじゃん! と思った。「あまりプロっぽくない」フリペを読んでいたら、そこからプロが誕生した、というカタルシス。やっぱ情熱…、という話になるんですかね?

※思わず検索したら、こんなサイトだった。

化石や恐竜グッズを扱うお店のサイト。もう、骨の髄まで!

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こフイナムはメンバーの更新シーズンは終了しております! シメのため、基本的に僕だけチョロチョロと書いていきます。サッカーのアディショナル・タイムみたいな感じでっす! http://www.shibuyachokkaku.com

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