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悪魔の実:Ibicella lutea

月の約半分を関西で暮らすようになってはや2年。西の良いところをきかれればいろいろあるけれど、なにかひとつあげるとすれば、それは「何度も通いたくなる植物園が多い」ということだと思う。

京都府立植物園、咲くやこの花館、手柄山温室植物園など、どこもオススメだけれど、中でもよく行くのが、兵庫県加西市にある兵庫県立フラワーセンターだ。ここには日本では初めての食虫植物専用温室があり、その筋では"ゴッドハンド"と崇められる栽培神・土居寛文氏が手がける貴重な植物を見ることができる。関西の植物園はどこも個性が立っているのが魅力だ。

そんな土居さんに先日いただいたのが、このイビセラ(Ibicella lutea)の実。"デビルズクロー"と呼ばれる鋭い鉤爪状の実が地面に落ちると、ヤギなどが踏んで足に突き刺さり歩行不能となったり、誤って食べて内蔵を損傷し、やがて死ぬ。亡骸は腐って養分豊かな土壌となり、そこに種を落としたイビセラが勢いよく芽吹くのだ。

見た目相応の期待を裏切らない凶悪なエピソード。思わず斃れたヤギのシルエットに沿うように茂るイビセラの群生を想像してしまい震える。が、いかにも悪そうなヤツが"最凶"とは限らないというのも世の常。僕自身、本当に血まみれにされた最凶の悪魔の実については、また今度。

 

土居さんと食虫植物の本を作りました。興味のある方はぜひ。
書店イベントなどで悪魔の実も展示する予定です。
<食虫植物ハンドブック>
https://www.facebook.com/carnivorousplantshandbook

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フリーランス編集者。 関東と関西の半々暮らし。

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