co.houyhnhnm.jp
CHOKKAKU SHIBUYA OFFICIAL WEB

果てしのない本の話のような話。その1

さてさて

むかしむかしガンプラブームなんてのがありまして、今のハイグレードやマスターグレードが当たり前の世代は、あの足首が曲がらない初代ガンプラを手に「すごい。アニメから抜け出たような立体感だ!」と歓喜してた少年のことなど鼻で笑ってくれることでしょうけどね。

戦艦やゼロ戦がディスプレイされてるような町の模型屋に小学生から大学生、さらに中年オジサンまでがロボットのプラモデルを買い求めて賑わう光景は、懐かしくも美しい想い出だったりするわけですよ。

んま、最初は「こんなガキのオモチャを本当は置きたくないんだけどなー」なんて笑ってた模型屋の店主がいきなり商売っ気に目覚めて、時代劇に出てくる越後屋みたいな悪人顔に変わってしまったなんてことも、いま振り返れば懐かしくも美しい想い出だったりしたりしなかったりするわけですけど。

 
そんなこと考えながらコンビニ本で見つけた
やまと虹一・作「プラモ狂四郎」を。

多分きちんと読むのは初めて。

gunpra

ネタばれ注意でザクっとしたあらすじを言ってしまうと

プラモ大好き少年の「プラモ狂四郎」こと京田四郎は、ある日プラモ仲間たちと共に模型屋の主人に店の2階へと案内される。
そこにはシミュレーションルームと呼ばれる薄暗い密室空間があり、そこで四郎たちは自分たちの作ったガンプラ同士が戦いあう幻覚を見る。

そんな体験が忘れられない四郎たちは、さらに模型屋に金を落としては、あのシミュレーションルームに入り浸りながら、より強い幻覚に酔いしれていく。
その噂は全国にも広まり各地から子供たちが訪れるようになっていくのだが…。

 

この狂気的な作品

シミュレーションルームへのパスポートとなるガンプラ作りはそこそこに幻覚の描写の方に重きを置いてはいるけれど、画風のせいかサイケデリック色はそんなに強くない。

しかし、読み進めるごとにテラさん似の模型屋主人のあの笑顔に潜む闇と、タイトルに記された「狂」の字がますます怖くなってくる。

最近の危険ドラッグへの取り締まりが追いつかない状況を考えると、ガンプラにシンナーを含む接着剤が不要になったことは大きな功績だと思う。

また今、無性にガンプラを作りたくなってきた。

puramo_2

Posted by

グラフィックデザインとかしてます。 Nのために。 http://www.nana-design.co.jp

  • ̃Gg[͂ĂȃubN}[Nɒlj

Presented by

HOUYHNHNM

© Rhino Inc.

TOP