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『ロゼット本』制作日記 004 セキ

 写真 2

 英国王室御用達、天下のHarrodsの食肉売り場。ロイヤルバージョン?の巨大銅製ロゼット。

 

当たり前に日常にあるけど、そういやあれの名前なんていうの?

という物はないだろうか?

例えば、ほら、トイレが詰まった時にボコってやる、あの棒にゴムの吸盤みたいなのが付いたアレとか。

 

現在の英国におけるロゼットってそんな感じだ。(←大嘘)

 

…はい、盛りました…大袈裟に言ったうえに例えが悪い…すみません…。

 

正確に言うと、ロンドンに15年も住んでいる日本人は、存在は知っているけれど、固有名詞までは知らなかった。要するに15年暮らしていて話題にあがったことがなかったのだろう。イギリス人は、うん、ロゼットでしょう?と答えるけれど、では街角にある風景を撮影したいのだけど、どこかに並んでいるところ知らない??と聞くと、はて…どこで見たかな?となるのである。昔はサッカーの競技場のそばで人気選手のロゼットを買えたりしたらしいけれど、今はどこでも見かけるといった物ではないらしいのだ。

 

平たくいうと、40年前に比べたら廃れたのでしょう。理由の一つに作りがとても雑!というのもあるんじゃないかなー?

チープで、付けていても全然クールじゃない。

 

必ず見かける場所というのはカウンティショーなるもので、郊外の広い敷地で行われる、主に農畜産物のお祭りのようなイベントや馬術競技など。

 

その様子を取材したものと、その旅にインスパイアされて作った作品を2010年のKu:nelに掲載された後、商品化されたWHYTROPHYのロゼットが東京のオサレショップの店頭に並んだ。本場のイギリスでは見た事もない質の良いりぼんを使った美しい縫製のロゼット。その後最近では「ロゼット」という固有名詞もそこそこ浸透しているようだし、高澤くんが子供達のワークショップ用に考えた「りぼんのくんしょう」って名前も変な一人歩き……こんな現象もとても日本っぽい。まるでフィレンツェのリストランテで食べるようなポルチーニのパスタを作っちゃうのも日本人。ナポリタンって不思議な食べ物を考えちゃうのも日本人。正しくロゼットを理解し伝えようと真面目なニッポン人、高澤くんは悩み、そこへロゼットがあるのなら、世界どこでも飛んでいくのだ。頑張れ、ロゼット界のジョン・萬次郎。

 

ロゼットの妖精がいるのなら、病に伏して朦朧としている高澤くんの枕元で涙を浮かべてこう囁くだろう。「タカザワクン、、ワタシタチ ニ マタ ヒカリヲ アテテクレテ、アリガトウ…タカザワクン ノ コト、ワスレナイ!!」

そして輝くロゼットを高澤くんの胸に……って、いないけどね、そんな妖精……。

 

はい、そんなロゼット探して三千里、な本?になりそうです。

阿呆な妄想はないので安心してください。

 

 

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写真を撮るお仕事をしてます。

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